スペシャルティコーヒーのワタル

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フェアトレードについて

フェアトレードとは、「公平貿易」と呼ばれている地域貢献をめざした新しい貿易の方法です。
基本理念は、生産者が生活を維持できる価格で取引をおこなうことで、立場の弱い人々の自立を支援していくことです。

フェアトレードイメージ

現在のコーヒー取引はニューヨークやロンドンにある国際先物取引市場において価格が決められています。そこでは需要と供給のバランスが全て、生産のために投下した費用や生産者の生活費などは考慮されません。従って、供給過剰などで国際相場が低迷し始めると、一部の例外を除いて小規模農家が多いコーヒー生産地では丹精込めて栽培しても生産コストを賄うことも出来ず、来年の収穫に向けた肥料を購入することも、子供たちを学校に出すこともできなくなるといったことが往々にして発生します。

こうした中で、新しい流通である「フェアトレード」の試みがヨーロッパで始まり、世界中に広がってきています。
フェアトレードにより生産者は安定した価格でコーヒー豆の取引をおこなうことができ、教育や生活水準の向上、またコーヒーの生産設備の整備や技術習得によって自立した生産者となることが期待されています。

コーヒーを取り扱う企業として、生産者の貧困や生産地の荒廃を見逃すことはできず、また生産地の荒廃はコーヒー産業の荒廃につながると弊社は考えております。よりおいしいコーヒーを提供しつづけることができるよう、生産地と消費国の共存共栄を願って、弊社では2003年よりフェアトレードコーヒー豆の輸入を開始しました。
このコーヒー豆はFLO(Fairtrade Labelling Orgnizations International)という国際機関によってフェアトレードの認証を受けており、実際の製品には上記のフェアトレード・ラベルを添付していただくことで消費者の方々には分かりやすい表示となっております。

こうした取り組みを継続できるのも、業界各社・消費者の皆様からのご理解・ご協力をいただいているためと考え、これからも取り組みを前進させていきたいと考えております。

弊社は国際機関であるFLOに所属する特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(http://www.fairtrade-jp.org/)に登録を致しております。

フェアトレードコーヒーの取り扱う意味

当社のフェアトレード構想は2002年より始まりました。当時は2000年からの市場価格の低迷によって各国の生産者の生活が危うくなった時代で、中米の低地産などでは'農園放棄'などが社会現状になっておりました。そのため生産意欲は減退し、コーヒーの品質も年々悪化しているのが肌で感じられるようになりました。こうしたコーヒーの品質の悪化は、世界のコーヒー業界全体が危ぶまれることも(例えばコーヒーの需要が他のお茶、紅茶などのソフトドリンクに取られて消費が縮小するなど)懸念されました。コーヒーを生業とする企業として、コーヒー生産者への不当な扱いや生産地の荒廃を放っておくことはできないという感情もあり、その1つの解決策として2003年FLO認証のコーヒー豆の輸入を始めました。

フェアトレードとの関わり方

現在取り組み中のグァテマラにおきましては、当社駐在員が定期的な訪問を行なっておりますが、この駐在員はSCAA(アメリカスペシャリティコーヒー協会)の認定鑑定士、Qグレーダー、スターカッパーズの3種の資格を持っております。この資格は、単にコーヒーの豆の鑑定(品質検査)ができるというのではなく、現地のコーヒー生産者への生産指導を基軸とし、生産者のカッピング能力の向上や意思の向上から品質の安定化を目的としています。生産地での品質の安定は収益の増大につながり、世界へ高品質なコーヒー供給拡大の意味があります。

具体的には生産設備や生産方法の改善、そして品質管理技術(テイスティング)の指導があり、従来生産者は自らカップテイスティングを行いませんでしたが、これを習得することで、良いコーヒーとは何か、良いコーヒーを作るために必要なことはなにか?が理解され、自分達の生産したコーヒーの品質を知ることで、対等な取引をすることができるようになると私達は考えています。

日本におけるフェアトレードは'公平貿易'と訳されますが、【単に規定された価格で(通常よりも高く)買う事】を意味しているのではありません。生産国が自立できるシステムを手伝い、世界のコーヒーに携わる人々が共に明るい未来を共有することが一番大切になっていると考えているからです。

将来的に生産地は、このシステムで得た技術などを駆使しながら高品質な商品開発を行います。こうした体制作りが出来上がりますと、フェアトレードというシステムではなく消費国と直接ビジネスへと移行していきます。あくまでもフェアトレードは、こうした道のりの始めの部分を、技術的・経済的にお手伝いするシステムとなっています。

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