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コスタリカは2008年にコーヒー栽培開始200周年、ICAFE創設75周年、ロブスタ栽培禁止令20周年を迎えた後も、栽培品種、生産方法、精製方法、環境配慮、小農家保護等の変化が継続しています。
コスタリカは世界的に見れば小さなコーヒー生産国ですが、独特な「コーヒーの宝石」を作り出す特別なオリジンでもあります。同国はコーヒー生産における気候や生産地の条件に恵まれてきました。
同国は常にコーヒー生産にとって完璧な環境、つまり「地域のテロワール」を天から与えられ続けてきました。そして、歴史的にも平和、民主主義、社会・環境・労働の法律、医療・教育へのアクセスなどにも恵まれてきました。特に、医薬品においては政府の援助もあって安くなっており、海外から医薬品買い付けツアーなるものまで出現しています。こうした歴史はコーヒー生産がコスタリカ経済の基礎として重要な役割を果たしてきたことがあってのものです。
同国は、ひとつひとつが特徴のあるコーヒープロファイルを作り上げる独特の環境特性をもった8つの生産エリア(WestValleyウエストバレー、Central
Valleyセントラルバレー、Tres Riosトレスリオス、Orosiオロシ、Turrialbaトリアルバ、Tarrazuタラス、Bruncaブルンカ、Guanacasteグァナカステ)を確立しました。
ワインの栽培と同じようにテロワール(栽培エリアの土質、標高、気温、降雨等)で異なることから、同エリア・同品種であっても異なり、極論すると同じ農園であっても植えられている場所によって味が異なります。従って、この差が判断できるかどうかが重要となります。同じ土壌であった土地でさえも、長年管理・使用した土壌では大きく異なる。よって、農園ひとつひとつは別の商品であるという認識が必要です。
ここ10年近くはマイクロミル革命が起こり、各地で多くの生産者たちが手塩にかけて栽培したコーヒーに付加価値を付ける動きが見られます。それは、コーヒーに対する情熱、赤実収穫、生産処理工程、天日乾燥等に現れています。
現在180を超えるマイクロミルと同等数のマイクロ気候が、個性あふれる素晴らしいコーヒーを生み出しています。
また、同国は環境に配慮し、2021年(独立200周年)にはCarbonNeutral宣言をすることになっています。

デリ・カフェは1992年にグレース・メナ女史が創業。彼女はSCACR(コスタリカ・スペシャルティコーヒー協会)とICAFEの幹部に加え、CQIのスターカッパーでもあり中米スペシャルティ・コーヒー業界の重鎮です。
グレースは、スターバックスのメリー・ウイリアム女史とKieinBrothers時代に出会っており、メリー女史がスターバックスに1992年に移った時、グレースに対しスターバックスは今後益々良質コーヒーの使用量が増加するので、スペシャルティ・コーヒーを提供する会社を作るようアドバイスを受けたことから、デリ・カフェを創業しました。
デリ・カフェはスターバックス、ピーツ、コーヒー・ロースタリー、スタンプトン、スイートマリア、シアトルズ・ベスト、イリーを含めヨーロッパ、北欧(ノルウェー、スウェーデン)、北米の約25社に安定供給していますが、スターバックスは経営改善の必要性から今年は殆ど買っていません。日本では三菱、丸紅等にも販売はしていますが殆ど標準品で、しかも全てトレーダーを通しています。
デリカフェはコスタリカの全て(8エリア)の生産者の95%以上と取引があり、パナマコーヒーも扱っています。スタンダード(NYCベ ース)とスペシャルティ・コーヒーの両方を取り扱っていますが、取引方法はスペシャルティについてはアウトライト、メイン・ストリームは セラーズ・オプション・PF(プライス・フィキシング)。
3年前の内紛によって生じたグレースと弟のフランシスコの亀裂は完全に修復不可能となって、デリ・カフェ(グレース)とエクスクルーシブ・コーヒー(フランシスコ)は別々に事業を展開しており、それぞれ独自色を出してきています。
今回の一件以降、デリ・カフェは二つの主要産地にアドバイザーを任命しました。タラス地区はカンデリージャのエルナンデスに、ウエスト・バレー・ナランホ地区はエルバスのアントニオ・バランテスを配置し、農園管理や精選方法に加え、現状の相場をアドバイスさせおり、農園主から厚い信頼を得ているように見えます。
グレースは農園主とワタルとの間を取り持ち、3社全てが満足する方法を見つけ出すために努力し、長期に亘って良好な関係を保つことを基本としており、チーノにフルアテンドをさせてくれました。
デリ・カフェは長年に亘って高品質コーヒーの生産・販売に取り組んできました。特に資金面においても農民を支援しており、世界最高のコーヒー業者の一員として世界的に認知されています。
コスタリカのコーヒーの60%以上はスペシャルティ・コーヒー市場に送られており、コスタリカは1億ドル以上をコーヒーミルの環境適合行動に投資し、その方面でのリーダーとしても自負しています。情熱と卓越をもって、ひとつひとつのマイクロ・ミルはワインのようにコスタリカのコーヒーモデルを作り上げてきています。
しかし、ここにきて更なるマイクロ・ミルの増加に加え、今まで殆ど無いに等しかったカッピング・スキルをマイクロ・ミル自体が上げきている上、マイクロ・ミルが出現するまで勢力を誇ってきた3大農協(コープ・ドタ、コープ・タラス、コープ・ナランホ)がマイクロ・ロットを区別することにより、スペシャルティ・コーヒーを生産している農家から買い付ける量も増加しており、デリ・カフェはファイナンス以外でも手腕が問われる時代に入ってきました。

(ラ・カンデリージャ)
タラス(Tarrazu)地区の標高1,500mに、コスタリカでほぼ最初と言っても過言ではないマイクロ・ミルのBeneficio LaCandelilla(ラ・カンデリージャ/蛍の意味)があります。
このミルはFamilia Sanchez
Godinez(サンチェス家)9名の生産者が共同経営者となっており、La SabanaとSan Marcos地区の標高1400〜1600mに所有する60haの農園で生産されたコーヒーが持ち込まれて精選されています。
このエリアの年間降水量は約3,000ミリと豊富な上、綺麗な水に恵まれていることからカンデリージャ(蛍)の名が付けられている程、ウエット・ミルには適しています。また、最高気温28℃、最低気温12℃と一日の寒暖の差が激しくテロワールも優れている上、綺麗な水にも恵まれていることから良質なコーヒーを作り上げることができ、10/11年度は約1,600袋が生産されました。
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来年収穫可能なゲイシャ |
リカルドが持っているのはマイコ種 |
このミルの責任者でもあるリカルド・エルナンデス氏(Ricard0 Hernandez)も独自の農園を3ha(150ファネガ/100袋/69kg)所有していましたが、3年前、ミルの上方に6haの農園を拓き、7種類(ゲイシャ2種類、ビジャ・サルチィ/ティピカ、ブルボン、カツーラ、カツアイ、イエロー・カツアイ)の品種を植え付けており、今期、最初の収穫が、僅かですができました。
新しい品種を積極的に導入する姿勢は素晴らしく、現時点では
“カツーラ:80%、カツアイ: 17%、ティピカ、ブルボン、ゲイシャ:3%”
の比率です。1ヘクタール当たりカツーラ、カツアイは5,000本、ティピカやゲイシャは3,000本を植え付けますが、ブルボンはリカルドの奥様であるElsaSanchezが栽培し、ムシラージを50%残した“ハニー・コーヒー”を15袋生産しています。また、ゲイシャとカツーラの自然交配種をマイコと名付けていました。
Wet Mill(Penagos使用)
(精選方法)
@フーリー・ウォッシュド(果肉除去後‘ぬめり’を残したまま12〜14時間発酵槽に入れる/発酵槽は全てタイル貼り) アフリカン・ベッドで2日間、コンクリート・パティオで7日間かけて天日乾燥
Aセミ・ウォッシュド/デス・ムシナヒナドール(機械で‘ぬめり’除去後、下はタイル貼り、壁面はコンクリートの槽に入れて数時間置く)処理後、コンクリート・パティオで天日乾燥
Bセミ・ウォッシュド・ハニー仕立て(果肉除去後、‘ぬめり’を残したまま乾燥に回す)
パリフエラ(金網)で12日間かけ天日乾燥して仕上げます
全ての処理後、パーチメントを8週間寝かせます。今年はNYCの高騰を受け、2級品でも$325/46kgで販売できるため、2級品の精選を先にしていることから、1級品はゆっくりと寝かすことができます。
精選工程にかかわる全てのラインが非常にきれいに清掃されておりクリーンで美味しい味に仕上がるのは当然と思われます。
(精選能力)
1日の最大処理能力は54ファネガ/46kg。精選時間に合わせて収穫したチェリーが4:30pm〜5:30pmに入荷します。54ファネガの場合は3時間(1時間当たり18ファネガx
3)かけて果肉除去工程で処理。
果肉除去後10〜12時間かけて発酵させたフーリーウォッシュドは、その後、アフリカン・ベッドで2日間、コンクリート・パティオで7日間かけて天日乾燥して仕上げます。
*通常は夕方に果肉除去しますがこれを止め、早朝に収穫した後、直ぐに果肉除去し、ムシラージを100%残したパーチメントを、お昼前後に天日乾燥場に回すと、パーチメントは明るく仕上がり、これにより甘さが増し最高のハニーコーヒーが仕上がりますが、このエリアは急斜面でチェリーが熟す度合いが異なるため、完熟豆を収穫するように努めているものの、未熟豆が混入する可能性も否定できませんでした。しかし、3年前よりハンドピック工程(サンチェス・ファミリーの6人がウエット・ミルやハンドピック肯定にも携わっており、一家総出で頑張っています)を作ったことから、以前より仕上がりは良くなっています。
*乾燥方法:パティオ、アフリカン・ベッド、機械乾燥
*農場労働者:10名 工場労働者:7名 収穫労働者:100名
*化学肥料の散布は以前と変化なく、年3回(5月:三大要素の窒素、燐酸、カリを10袋/ha、8月:三大要素10袋/ha、11月:マグネシウム9袋/ha)撒かれており、3年毎にコーヒーの果肉を含んだ有機肥料を区域毎ごとに撒いています。
*農薬:殺菌剤を年2〜3回散布しています。
*一昨年からスターバックスのブラック・エプロンに採用され、CAFEPRACTICES認証を受けていますが、今年もスターバックスはブラジルやペルー等のコストの安い国から多くを買い付け、コスタリカのスペシャルティは殆ど買い付けていません。
因みに、スターバックスのブラック・エプロン認定ミルは世界で9ヶ国(1ヶ国に1ミル)あります。コスタリカ、グアテマラ、ブラジル、コロンビア、ケニア、タンザニア、エチオピア、インドネシア、パプア・ニューギニア。認定されますと、15,000ドル(年間)がミルに支払われ、同社の基準に合致している限り認定は継続されますが、これ以上の良好なミルが出現すれば変更される可能性も残っています。
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左:100%ハニー 中央:50%ハニー
右:フーリーウォッシュド |
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所在地:LA VIOLETA FRAILES DESAMPARADOS TARRAZU
(ラ・ビオレタ・フライレス・デサンパラドス)
生産者:Asociacion de Agricultoresde La Violeta de Desamparados
(デサンパラドスのラ・ビオレタ農民組合)
社長:MIGUEL GARBANZO氏、副社長:従兄弟のFRANCO GARBANZO
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標高1500mにAGRIVID精選工場があり、標高1400〜1600mにまたがる小規模な30農場(50ha)で13農家(全てがガルバンソ・ファミリー)でしたが、CORRALILLO農園が参加し現在14農家で栽培しており、ここで収穫されたチェリーが精選されています。また、こちらに参加しているモンヘ兄弟がセロ・パルドのオーナーで、アソプロに在籍している他のモンヘ一家がこの名前を使うには彼らの許可が必要。因みに、アグリビッドに持ち込まれる方が農園の標高が1,750mと高い。農場労働者:13名 工場労働者:8名 収穫労働者:90名 *CAFEPRACTICES認証
夕方4時にチェリーが入荷し6時頃にフローターで未熟豆等を分離し、Penagosで果肉除去後、クリーバを通し水でパティオの近くまで運ばれて乾燥されます。セミ・ウォシュドは、アフリカン・ベッドに移されて3〜4日間天日乾燥されます。その後、コンクリート・パティオで5日程度、合計約8日間かけて100%サンドライ処理されます。
*精製においてスペシャルティ・コーヒーは100%天日乾燥され、コンクリート・パティオで7日間、アフリカン・ベッドでは9〜10日間かけています。一般品は機械にて乾燥もしている。
*農薬は使用していないが、化学肥料(窒素・燐酸・カリウムの3元素とマグネシウム)は使用しており、年間2〜3回施肥している。5月と6月に加え10〜11月が一般的。今年度は約700袋が生産されました。品種はCATURA
90%、CATUAI 5%、TYPICA
5%。
*主なブランド
@Don Teofilo
農園主:MercoGarbanzo
E. 標高1,650m 品種:ティピカ種、カツーラ、カツアイ混植 生産量:100袋
ALa Violeta
標高1,800m 生産量:500袋 気温11〜25℃、マシン・フリーウォッシュド
EL CAMINO AL CIELO、BUENA VISTA、LOS DURAZNOSの名でマイクロ・ロットあり。
BCafe Typica
LaVioleta地区の標高1,600mエリアで3名の農園主が生産している。
FreyserGarbanzo 30%、Gilbert Nunes 30%、Francisco
Piedra 40%
CCorralillo
農園主:Isaac NavarroC.(イサック・ナバーロ・セシリア) 標高:1,700m カツーラ、カツアイ・アマリージョ混植
DCerro Paldo
農園主:Ronald Monge V. & Luis Monge V.兄弟
標高:1,750m カツーラ50%、カツアイ50% 生産量:30袋 堆肥を使っている。
他に
Estefani Haney(従兄弟の娘の名)が15袋。DonaJael(ドニャ・ハエル)等があります。

農園主:Estefani Maria Garbanzo Nunez(10才)/祖母の農園名(Dona
Jael)を引き継いだ。
所在地:La
Violeta、DesamparadosTarrazu(ラ・ビオレタ・デサンパラドス・タラス)
この地の標高1,550〜1,600mのエリアの1.5haでCaturraとCatuai(赤)が栽培されており、一昨年までは全てフーリー・ウォッシュド仕立てされていました。収穫時期は12月〜3月。昨年始めてナチュラル仕上げで1袋を生産し、今年は10袋仕上げしました。生産量は約50袋で、今年まではナチュラル仕上げ以外はアグリビッドのブランドであるエル・セドロに混ぜて出荷していました。来年からはハニー仕立て25袋、フーリー・ウォッシュド仕立て25袋をドニャ・ハエル名にて買い付けるので、分離精選を依頼した。
ドニャ・ハエルは100%アフリカンベッドにて天日乾燥されます。
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| 後方、稜線の下がDonaJael農園 |
アフリカン・ベッド乾燥 |
ナチュラル仕立て完成 |

農園主:Carlos Luis
所在地:El
Rosario、DesamparadosTarrazu(エル・ロサリオ・デサンパラドス・タラス)
この地の標高1,600mのエリアの0.3haでTypicaが栽培されており、フーリー・ウォッシュドで仕上げられていますが、果肉除去はペナゴス(Penagos)を使用しているため、ミエルは30%程度残っています。
収穫時期は12月〜3月で、アフリカン・ベッドでサンドライ処理されています。

農園名:Panfilo、Dona Jael、Don
Isidro、Elllanoの4農園にて栽培されています。
所在地:La
Violeta、DesamparadosTarrazu(ラ・ビオレタ・デサンパラドス・タラス)
この地の標高1,600〜1,650mのエリアに4農園併せて800本のゲイシャが栽培されており、今年は1袋生産できました。
果肉除去はペナゴスを(Penagos)使用しているため、ミエルは30%程度残っています。
収穫時期は12月〜2月で、アフリカン・ベッドでサンドライ処理されています。

農園主:Familia Cordero
Picado(家族10名の共同経営)
所在地:El Abejonal、San Pablo、LosSantos、Tarrazu
(アベホニャル・サンパブロ・ロスサントス・タラス)
タラス(Tarrazu)地区の標高1,750〜1,890mの高地にベルデ・アルトの農園が広がっています。1,750mにマイクロ・ミルがあります。このエリアは夏と冬しかなく、冬が長いので農園のコーヒー樹には十分に日光が当たるように列間を十分に空けています。又、列の間隔をあける事で日光が木全体と土に当たり、病害虫発生の予防にもなっています。収穫時期は12月〜3月。品種はCaturra:80%、Catuai:20%。25%ミエルを残したハニー仕立:80%、フーリー・ウォッシュド仕立:20%。乾燥は100%アフリカンベッドにて。今年は130袋が生産できました。古いコーヒー樹は毎年1列をカット・バックし、50%程度は新しいコーヒー樹になっています。

(ラ・ピラ精選工場)
DOTA VALLEYの標高1,550mにあるマイクロ・ミルLA PIRA(小石の意味)。
農園主:CARLOSURENA CECILIANO
農園は1,680m〜1,900mの斜面に10haの農園が広がり、最高気温28℃、最低気温10℃と寒暖の差が激しい上、頻繁に霧が発生する環境。また、火山灰土壌とテロワールは素晴らしく、良質なコーヒーが生産でき、他エリアと別格に扱われています。
有機肥料:@馬・鳥の糞 A果肉をミミズに食べさせた糞 Bミミズに果肉を食べさせた時に染み出た汁
Cミューシレッジの混じった液 Dミルク この@からDを混ぜて発酵させた物。この発酵時に発生するメタン・ガスを工場の熱源や近隣農家にも分けている。
施肥は化学肥料と有機肥料を50%づつ使用しています。
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昨年の洪水の後遺症 |
品種はカツーラとカツカイ97%、ティピカ2%、ゲイシャ1%、標高1,900mにカツーラが植わっています。
生産量:570ファネガ(輸出規格で約150袋)。収穫時期:12月〜3月
*ハニー50%:70袋、ハニー25%:70袋、ナチュラル:10袋、ゲイシャ:2袋
昨年の洪水でアフリカン・ベッド用乾燥場には土石流が入り込み、今でも乾燥場の中ほどに水が流れ込むなど、後遺症があります。精選工程の全てに亘ってきれいに掃除され、乾燥はアフリカン・ベッドを使用し100%サンドライ。
フーリーウォッシュドは天候によってセッカドールを使用せず、アフリカン・ベッドを使用し9〜10日間乾燥させる。
ハニー仕上げはアフリカン・ベッドで13日間天日乾燥しますが、10分毎に攪拌しています。アフリカン・ベッドを1周するのに10分かかることから、常に攪拌していることになります。“ぬめり”25%残し、50%残しの2種類あります。
ナチュラル仕上げはパティオで15日間乾燥した後、セッカドールで4時間乾燥して仕上げています。ドライ・ミルはカンデリージャを使用。ナチュラル精製でパティオ乾燥を進めていくと、収穫時には見分けがつかなかった未成熟のチェリーが現れます。(写真下)
この時に未成熟のものを全て取り除くので、完成時には非常に熟度の高いクリーンなコーヒーに仕上がります。
下の写真にあるノートは、今から約60年前にカルロス氏の父親が現役の頃に付けていた帳簿です。
この帳簿には、誰からどのくらいのチェリーをいくらで買ったかが記されています。
当時銀行から2米ドルを受け取るためには、15袋ものチェリーが必要だったようです。
それだけ当時はコーヒーに価値が認められていなかったという、歴史を知る上で貴重な資料です。

農園主:Maria Eugeuia
Ramirez、JuanLuis Fallas(夫妻)
所在地:El Quemado Santa Maria deDota、Los Santos、Tarrazu
(エル・ケマド サンタマリア デ ドタ ロスサントス・タラス)
ドタ・タラスの標高1,650〜1,800mに5haの農園が広がっています。
品種はCatuaiが85%で残りはCaturra、Bourbon、Typica、Geisha等。CatuaiとCaturraは分離栽培されていますが、Bourbon、Typica、Geishaは混植されています。収穫は12月〜3月。生産量は約120袋。
 
今年からウエット・ミルを稼動させています。ドライ・ミルはLosValles
Boutique(デリカフェ所有)を使用。
認証はありませんが、ブタや鶏を飼育しており、これらの糞やコーヒーの果肉を使用して堆肥を作り、肥料としています。サスティナビリティは完全です。
乾燥はアフリカンベッドで、30日をかけて乾燥させています。
フーリーウォッシュドとナチュラルを精製。
まだ農園内にどの品種がどこに植わっているのかはっきり分かっていない為、今後も開拓していく必要があるとの事。

農園主:Gilbert
Vargas
所在地:Valle
Central、Alajuela(セントラル・バレー アラフエラ)
セントラル・バレーの標高1,600〜1,700mに50haの農園が広がっており、ドンサビーノ・マイクロミルは1,350mにあります。
種はCaturraとCatuaiで、収穫は10月〜2月です。
これをハニーコーヒーに仕上げます。
訪問した日の前夜に降雨があり、一斉に開花していました。
ここで精選されたパーチメントはデリ・カフェのロマス・アルリオ・ミルやエクスクルーシブ・コーヒーに持ち込んで精選されます。
コーヒー栽培に打って付けの場所で生産されたドン。サビーノコーヒーは、goodaroma、また、フレーバーはsweet
chocolateを感じさせます。

農園主:Chacon
Family
所在地:Sabarilla、Valle
Central、Alajuela(セントラル・バレー アラフエラ)
セントラル・バレーの標高1,250〜1,500mに38haの農園が広がっており、マイクロミルは1,250mにあります。
品種はCatuai:50%、Caturrai:50%で収穫は11月〜1月です。80%が有機栽培コーヒーで、完全なトレーサブルでサスティナブルです。乾燥は棚式アフリカン・ベッド、床式アフリカン・ベッド(プラスティック製パレットにプラスティックの網を張ってある)、プラスティティック・ハウスの3ヶ所で行いますが、セッカドールの準備しています。
ブランドは3種類
@Las
Lajas:標高1,250〜1,400m ハニーコーヒー仕立て
AFinca
Sanluis:標高1,400〜1,500m ハニーコーヒー仕立て
BPerla
Negra:標高1,400〜1,500m ナチュラル仕立て
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