良質なコーヒー生産地として有名なコスタリカ・タラス地区の標高1,500mに位置するところにマイクロ・ミルのラ・カンデリージャ(LA CANDELILLA)があります。このミルはこの周辺でコーヒー農園(標高1,400〜1,600 m)をもつ9名の兄弟が共同運営しており、彼らのコーヒーを精製している小規模なウエット・ミルです。このエリアは寒暖の差が激しいことから豆が引き締まり、栽培環境が優れている上、綺麗な水に恵まれ、精製工程も綺麗なことから雑味のないクリアな味が魅力です。
今回のコーヒーはメンバーの一人、サンチェス・ゴディネス氏が生産したコーヒーをハニーコーヒーに仕立て上げました。
<ハニーコーヒーとは?>
「ハニーコーヒー仕立て」では収穫されたコーヒーチェリーを、パルパーで果肉除去された後、醗酵行程をおかずに、ミューシレージ(粘液質)が残ったままの状態で乾燥行程に入ります。この方法によって、ミューシレージの甘味が豆に移り、通常のウォッシュドコーヒーでは得られにくいハチミツを思わせる独特の香りやボディをもったコーヒー豆が得られます。
この方法では、果肉除去の行程で過熟豆、未熟豆を取り除くことが出来るというメリットもあります。一方でミューシレージがついたままの乾燥方法は難しいといわれていますが、ここカンデリージャでは、小規模なミルである利点を活かし、アフリカン・ベッドとコンクリート・パティオを使っての天日乾燥も熟練した丁寧な作業がすみずみまで行き届き、あくまでクリーンカップのなかにハニーコーヒーの甘味・香りが楽しめるコーヒーに仕上がります。