エクアドルのコーヒー生産背景
エクアドルでコーヒーの生産が開始されたのは1860年と言われています。主な輸出先として約7割がコロンビアへ、2割がアメリカへ、残りをドイツなどのヨーロッパへ輸出しています。日本は同国の生産量のうち僅かに1%程度と言われ、カカオ豆の方が認知されているかもしれません。 同国の輸出量は、1990年代前半の200万袋をピークに減少を続け、現在では半分以下の生産量まで落ち込んでいます。こうした中で、現在まで多くの輸出業者が廃業、生産者も減少し続けているのがエクアドルのコーヒー生産の現状です。
90年代に起こった大規模なさび病の被害は生産量を4割以上減少させ、山岳地の標高の高いエリアにおいても、乾燥した気候から被害が拡大しました。