地域の農業を手放すことなく
インティブカ県の北東部、コマヤグアとの県境に位置するカンパナリオ。モンテシージョ山脈に連なる山々の1つであり、まさに秘境とも言える地域の1つです。市街地から細い山道を登ると、カンパナリオのコーヒー生産地に行きつきます。 細々とコーヒー生産が行われてきた過疎地域でもあり、ミ・レガロ農園のジェシカ・ヴィクトリアさんもこの地のコーヒー生産農家の生まれです。
地域産業が十分でなかったこの地域で、ジェシカさんはよりよい生活を目指し、故郷を離れ仕事を探すために移住する計画だったと言います。その際に、地元の農民の人々が生産者グループを組織し、支援プロジェクトに参加するという話を聞き、そのプロジェクトに期待し、2017年に父親から相続した土地を元手に夫婦でコーヒー生産を開始する決意をしたと言います。