4代目の生産者
バテイア農園は現在、4代目のアレックスが中心となりコーヒー生産を行っています。農園の歴史はとても古く、彼の曽祖父はイタリア移民として1912年ごろにイタリアからバテイアの集落に定住したことが始まりです。その土地はアレックスの祖父であるアルキラウ・ジョゼ・デ・サルトリに渡り、その後、アレックスの母であるクレイデ・サルトリら、子供たちに農園が分け与えられました。その為、彼らはバテイア農園の名称の後にそれぞれの名前を付けて区画を管理しており、バテイア・デ・クレイデの愛称で呼んでいます。
1984年にクレイデさんは結婚し、アレックスとジーンの2人の子供たちをもうけました。現在、ジーンは州都ビトリアで教師をしており、アレックスは学校を卒業して、両親のコーヒー生産を手伝うために農園に戻ってきました。そして現在、母のクレイデさん、父のジョエルさん、アレックス、そしてアレックスのパートナーのレアンドロさんら家族と共に農園で働いています。
この集落の名前であり、この地の多くの農園に名付けられているバテイラとは、かつてこの地域が金の採掘地で知られた事から、砂金を採取するために当時使用されていた砂金を掬い取る皿のような器具バテイアから名付けられています。