受け継いだ秘境の農園
オーナーのセルヒオ氏は、創意工夫を以てコーヒー生産に情熱を傾ける非常に魅力的な生産者です。彼はCOEを数々受賞したお父さんからカサブランカ農園と共にこのエル・ポルベニール農園を受け継ぎ、コーヒーの生産に従事しました。
しかし、エル・ポルベニール農園は、トトガルパのドライミルから最も遠いホンジュラスとの国境線にあり、セルヒオ氏が受け継いだ時、道路やインフラも整っておらず、民家さえ無い、ほぼ手つかずの状態で初年度のコーヒー生産量は150KGにも満たなかったと言います。その後、小屋を改修し、農園を少しずつ整備しなおしながら、5年後には1600kgほどのコーヒーを生産できるまでに復興させました。