エル・ノガル農園のチャレンジ
ウィリアムさんは、コーヒー生産農家に生まれました。小さな頃から父の農園の手伝いをしており、少しずつ資金を貯めて2010年に買った農園が、このエル・ノガル農園でした。農園づくりは0からのスタートで、4000本のカツーラ種を植えるところから始まりました。農園開業当時、さび病への体制が強い品種が実際いくつもありましたが、カツーラ種は耐病品種に比べて風味が良いと感じており、またそれまで手伝っていた父の農園で採用している品種で、生育条件を最も理解していたことから選定したと言います。
その後、異なる品種の生産を考えていた際に出会ったのがこのピンクブルボン種で、ウィリアム氏は、このコーヒーが持つ華やかな風味に魅了され、新しい挑戦を始めました。そして2016年末からピンクブルボンへの取り組みをスタートさせ、ようやく収穫ができる状態が整いました。この間、ウィリアム氏は並行して様々な検証作業を行い、収穫に備えたそうです。