自然環境に惹かれ
ロス・トゥカネス農園の農園主であるハイメ・ポンセ氏は、以前は首都キトで忙しく働いていました。しかし、家族の将来やライフスタイルを改めて考えていく中で、自然の中で暮らしていきたいと常々思っていたそうです。そうした中、兄のパブロ氏が郊外のナネガリートの高地に農地を持っており、週末はハイメ氏の家族と共にバーベキューやレクレーションに訪れ、この土地の美しい生態系に魅せられ、訪問するたびにここで暮らしたいと思いが募っていったそうです。
その後この高地で暮らしていくために、どのような農作物を育てるか検討を重ねると、コーヒーを栽培するのに非常に理想的な環境の土地であることを知り、ハイメ氏は兄から農場の一部を借り受け、2010年からコーヒー生産を始めました。
農園は熱帯の動植物が豊かな環境で、この土地に生息する美しいオオハシの生息地でもあります。ハイメ氏は、このオオハシの生息する土地の美しい光景に敬意を払い農園を“Los Tucanes”と名付けました。