イルガチェッフェコーヒー
独特の風味を持っていることから世界中で高い評価を受けているイルガチェッフェコーヒー。エチオピア南部の南部諸民族州ゲデオ県(zone)で生産されるコーヒーが、イルガチェッフェの生産エリアに区分されています。コーヒーの生産が本格的に始まったのは、1950年代とコーヒーの生産文化からすると比較的新しいエリアですが、紅茶やジャスミンを思わせる華やかで特徴的なフレーバーで、1980年頃にシダモ(コーヒー産地)の中から、特徴的なものとして、区分されて今に至ります。その特別な風味は、肥沃な黒土と、コーヒーに適した気象条件の恩恵であると人々は信じ、川と森に囲まれた美しいAbaya湖を望む自然の中で、丁寧に作り上げられています。
(エチオピア行政区分)
Region(州):南部諸民族州、オロミア州など
Zone(県):ゲデオ、グジ、シダマ等
Woreda(郡・町):ゲデオ県であれば、イルガチェッフェ、ゲデブ、コチェレなど
Kebere(集落):コンガ、イディド、ハフーサなど(元々は共産時代の200件の農家のグループ分けで、厳密な行政区に対する名称でない場合もあります)
※産地としてのイルガチェッフェは、ゲデオzone一帯で生産されたコーヒーを指し、行政区としてのイルガチェッフェは、南部諸民族州ゲデオzone の中の一つのWoredaを指します。