インドネシアの商流
ラティモジョン・ウェットハルは、標高3,478mでスラウェシ島で最も高い山であるグヌン・ラティモジョンの西側斜面にある小規模農家のコーヒーです。標高1800メートル(低いところでは1200メートル)にも及ぶ高地で生産され、0.5~2Haほどの小規模な農家の手でコーヒーが生産されています。
彼らはチェリーを収穫すると、果肉除去を行い水洗、初期乾燥をしたウェットパーチメントを地元のコレクターへ販売します。「コレクター」とはパーチメントの脱殻や最終乾燥を手掛ける仲買人のことで、彼らがつながりのある地元の農家からウェットパーチメントを買い付け、最終精選所・輸出業者へ販売しています。
インドネシアのコーヒーは非常に長い歴史を持つ中で、コレクターを仲介する独自の流通形態やこれによるウェットハルと呼ばれる独自の生産処理プロセスを持っています。このインドネシア独自の生産処理であるウェットハルと呼ばれるプロセスは、次のような流れで加工されています。