カウカのコーヒー生産者
カウカ県は、ウイラやナリーニョとともにコロンビア南部を代表するコーヒー産地の一つです。カウカ県はアンデス中央山脈と西部山脈に挟まれた地域で、標高1760mに位置する中心都市の古都ポパヤンを取り囲む山の尾根でコーヒーが生産されています。中央山脈を挟んで東側にあたるウイラのコーヒー産地の立地がきつい勾配なのに対して、カウカ県は穏やかな高原地帯といった地形の趣があります。標高2000m付近に農園が多く土壌は豊かな火山灰性で、夜間の冷え込みがコーヒーチェリーの熟成を遅らせて、酸味と甘みに優れた豆が収穫されます。
そんなカウカ県にあるエル・プログレッソ農園は、ご両親の影響でコーヒー栽培に興味を持ち始めたオスカーさんが所有する農園です。彼は4Ha規模の土地を所有し、幼い頃から得た経験を最大限に生かしながら、品質向上と安定した収穫量確保の為に栽培から収穫後の過程まで、あらゆる知識を深めることを常日頃心がけて農園を管理しています。