スペシャルティコーヒーの台頭
ペルーは、スペシャルティコーヒーの生産国としては目立った生産国ではありませんでしたが、2017年からCup of Excellenceが開催されると、ペルー産スペシャルティコーヒーの品質の高さが世界中に知れ渡り、現在では数多くのバイヤーが訪問し、生産者においてもスペシャルティコーヒー生産への熱意が急激に高まっている生産国です。
ペルーで生産されるコーヒーの多くは、1Ha前後の小規模な農家の手によって生産されており、標高5000m級の山々が連なるアンデス山脈の山間や渓谷部で無名の生産者によって細々と作られたコーヒーの中に、素晴らしい風味を持ったものが次々と発見されています。
カハマルカ県は、アンデス山脈を通じてエクアドルと隣接し、ペルーの高品質コーヒーを牽引してきた北部の名産地です。県都カハマルカは、インカ帝国最後の皇帝であるアタワルパが最後を遂げた地として知られ、遺跡を中心とした歴史的建造物を有する地としても有名です。3000m級の山々がそびえるこの県は伝統的な酪農地としても有名で、チーズなどの乳製品が特産品となっています。
カハマルカ県を中心とした北部地域は、現在ペルー全体のコーヒー生産量の60%以上を占めるペルーの主要生産地でもあります。ハエンは空港を有し大手の輸出業者やコーヒーの精選工場・ドライミルが軒を連ね、北部コーヒーの玄関口とも呼ばれ、勢いのある生産地域の1つです。