Name: エルサルバドル ロマ･ラ･グロリア パカマラ レッドハニー
SKU: 1052731
Price: 11448 JPY
Availability: OutOfStock

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エルサルバドル　ロマ･ラ･グロリアパカマラレッドハニー

El Salvador Loma La Gloria Red Honey

このコーヒーのランク: トップスペシャルティ

コーヒーピラミッドについて

国: エルサルバドル

標高: 1450-1600ｍ

エリア: ケサルテペケ、エル・ボケロン

品種: パカマラ

農園名: ロマ・ラ・グロリア農園

生産処理: レッドハニー

包装/重量: 34KGバキューム

生産者: アニー・ルス・ピメンタル

備考欄: ー

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このコーヒーのランク: トップスペシャルティ

コーヒーピラミッドについて

国: エルサルバドル

標高: 1450-1600ｍ

エリア: ケサルテペケ、エル・ボケロン

品種: パカマラ

農園名: ロマ・ラ・グロリア農園

生産処理: レッドハニー

包装/重量: 34KGバキューム

生産者: アニー・ルス・ピメンタル

備考欄: ー

関わる人々と幸せを共有できるように

早すぎたマイクロミル

ロマ・ラ・グロリア農園は、現在の農園主であるアニー・ルス女史の父であるロベルト氏が1990年代後半にスタートした農園です。彼の祖父が昔営んでいた農園の名前からLoma La Gloria(Hill of the glory)：栄光の丘と名付けられました。
開業後、もともと土木技師だったロベルト氏は、2001年に自身のコーヒーを生産処理するミルの建設を始めます。しかし、中米においてマイクロミルという概念が広まる以前、こうした小さなミルによる流通の確保は難しく、やむなく地元の大きなミルへコーヒーを納入し、マイクロミルは動く事がありませんでした。

スペシャルティコーヒーの潮流

風向きが変わったのは2012年。現在の農園主でもあり娘のアニー女史の参加だったと言います。彼女は、それまでマーケティングの仕事に携わっており、コーヒー生産は未経験だったそうです。そこで彼女は自分が得意とする分野を活かして『今、コーヒーマーケットに求められているのは何か』とマーケットの把握に努めました。そうした中でスペシャルティコーヒーという思想を農園に伝え、様々なプロセスや品質の向上に動きます。そうして、自分たちが生産するコーヒーの品質を上げ、自分たちの手で処理を行うために、ロベルト氏の眠っていたミルが再稼働します。
　こうした品質への取り組みは、プロセスだけでなく農園の至る所に見られます。サンサルバドル火山近郊に位置するロマ・ラ・グロリア農園は砂質土壌の為、農園内にいくつもの雨水を溜める堀が用意されており、保水性を高めています。また、農園内のシェードツリーに様々な鳥類が生息し、生態系を築いています。こうした生態系の豊かさは、土壌の微生物の活性化や、有機的な土壌環境を育て、ミネラル豊富なチェリーを実らせます。

ロマ・ラ・グロリアだからこそ生み出せたプロセス

ロマ・ラ・グロリア農園での主な生産処理は、ナチュラルとハニープロセスが採用されています。これは農園の立地上、十分な水のインフラが整っていない事もあり、生産処理に使用する水は貯水した水から賄っている為です。その為ウォッシュドコーヒーは、少量しか生産する事はできません。その為、他の農園に先んじて研鑽を重ねてきたロマ・ラ・グロリアのハニープロセスは、他国のようにレッドハニー、イエローハニーと発酵工程やミューシレージの量、天候を考慮したハニープロセスが採用されています。
自分たちが愛を以て育てたコーヒーが、世界中から愛されるコーヒーになるように、いつでもポジティブに、そして関わる人々に幸福を与えられるように、ロマ・ラ・グロリア農園は常に前向きにコーヒーを生産しています。

ワタルカップテイスター
コメント WATARU CUP TAISTER COMMEBT

2020年コメントダークで複雑な風味: レッドハニーのプロセスにおいて、ここ数年発酵を促し、より独自の風味を求めているのが、このフランシスコ・リザーブの狙いだそうです。実験的でもあり、独特の発酵感とビターネス、乳酸のような酸の質感など、様々な風味の層が重なり複雑なカップに仕上がっています。
カッピングプロトコルに則った際に、このダークな風味を評価しにくい点がありますが、ココアやビターチョコレートといった甘さも相まって、深いコーヒー感を得れる稀有なコーヒーではないかと思います。

また、試しに高温投入で短時間の浅煎りをした際には、異なる風味を得る事ができ、酸の明るさや風味の華やかさが際立ちました。風味バランスを変える事で大きく表情を変える側面もあり、焙煎度を変えての販売なども面白いように思います。

ダークチェリー、タンジェリン、ラズベリー、ココア、ビターチョコレート、ラクティク、オレンジ、シルキーマウスフィール

2022年コメントレッドフルーツ系の華やかさ: ストーンフルーツやプラムなどレッドフルーツ系のフレーバーを持ち、酸の印象度と共に果実味のあるジューシーなコーヒーに仕上がっています。マウスフィールのトロっとした粘性感・質感が心地よく、イエローハニーとは異なる華やかなアロマとバランスになっています。酸の印象度やフレーバーの傾向から、イエローハニーに比べると焙煎を進行させやすいキャラクターにも感じます。特に甘さやマウスフィールの質が良好でしたので、様々に調整し、仕上げて頂ければと感じています。
※今期のロマ・ラ・グロリアですが、焙煎直後のカッピングにおいて、弱いカルキ臭のようなネガティブなアロマを感じました。5日ほど経過を確認し、3日～4日目でネガティブを感じなくなり、風味全体も整った印象ですが、同農園にて共通した傾向でしたので、記載させて頂きました。上記、焙煎4日後のカッピングコメントにて記載をしております。

ストーンフルーツ、プラム、レッドアップル、メイプルシロップ、マリック、スムースマウスフィール、スウィートフィニッシュ

2023年カッピングコメントレッドハニーの華やかさ: イエローハニーに比べ、レッドワインやアプリコットなど華やかなフレーバーの質に変わり、アロマに魅力を持つコーヒーに仕上がっています。浅煎りでは、冷めるに従いトロピカルフルーツのようなフルーティーさも感じられ、風味の奥行き感、バランスの良さを感じました。また、冷めるにつれてアシディティや甘さに透明感も感じます。
　焙煎や抽出における汎用性も高く、例年どおり安定した品質に仕上がっています。是非今期もお楽しみください。