理想的な農園の姿
長年日本で愛飲されているグアテマラの中で、常に地域・自然・家族・従業員・顧客の幸せを願って日々コーヒーと向き合っているオーナーのドン・アルトゥーロこと、アルトゥーロ・アギーレ氏。美味しいと喜ばれるコーヒーを作り続けられるのは、素晴らしい土地と生産活動に携わってくれる全ての人、それを感じて楽しんでくれる人がいるからだと言います。地域の経済活性への貢献とその家族全員が少しでも幸せな生活を送れる事を願って、収穫期ピッカーとして手伝ってくれる方々は近隣のコミュニティのみに限定し、現在ではピーク時に800人の人々が働き、地域雇用の受け皿となっています。またピッカーとして毎年同じ方が戻ってきてくれるお陰で収穫レベルも向上し、結果としてより良い賃金・福利厚生で還元できています。
そして、毎年売り上げを農園に再投資しており、水力発電システム導入でディーゼルの不使用実現や、発酵層壁面と中央に空気の通り道を設け発酵過程の均一化・クリーンカップの向上を図るなど品質向上や環境保全にも熱心に取り組んでいます。2019/20年クロップには、新しいチェリーの荷受けタンクを増設。これによって、夜中までかかっていたチェリーの荷受け作業が夕方6時半までに終了する事ができ、雇用と品質面において大きく前進する事ができたと言います。