多くのバイヤーを魅了する若き兄弟の挑戦
ラ・リア マイクロミルは、ルイス・アルベルト氏とオスカル氏の兄弟が自分たちの農園の豆を自分たちの手で仕上げるべく、2008年に立ち上げたマイクロミルです。非常に謙虚な人柄のふたりですが、ほぼ毎年COEを受賞しており、2018年までに4度のTOP10入りと、実績は折り紙付きです。
ミルを立ち上げた2008年には、初年度にもかかわらずCOEで9位に入賞し、2人のつくるコーヒーの明るくクリーンな風味に多くのバイヤーが魅了されました。また、そうした繊細で美しい風味を保つためにも、ミルと農園をいつでも美しく保つ衛生環境をふたりは常に心がけています。
そんな彼らが2013年に新たに購入したのが、Pie San農園です。タラスの中でも今、農園開拓が盛んなSan Franciscoというエリアにあります。ここは標高2000m近く、斜面は険しく、周囲には山々が並び、夜の冷え込みも厳しいので、元々あまりコーヒー栽培がおこなわれていなかった場所ですが、逆にスペシャルティコーヒーにとって、こうした厳しい環境は品質ポテンシャルの高さにつながり、ここ数年のうちに急速に注目を集めるようになりました。