近年の新しいコーヒー生産地域
ロス・ノガレス農園の位置するチャギーテ地区は、ラパス県北端、サンチアゴプリングラを北上した秘境地で、コマヤグア県との県境にそびえる2200mを超えるモンテシージョ山脈の尾根にある集落です。元々は豆やトウモロコシの生産、そして牧草地などでしたが、近年になってコーヒーの生産が本格的に行われています。6-7年前は何もありませんでしたが、スペシャルティコーヒーを生産するプロジェクトがあり、この地でコーヒー生産が始まりました。夜間は12℃まで冷え込み、標高の高い1800-2000m付近でコーヒーが生産されています。気候はやや乾燥しており、過酷な環境、そして新しい土地(土が固く農業向きになりきっていない)という事もあり、環境に耐えられるように耐性の強いIH90などをまずは植えています。こうした開拓の取り組みには、プロジェクトを推進させる国の機関であるIHCAFEなどの農業指導や技術的アドバイスがいかんなく発揮されており、スペシャルティコーヒーの生産を行う事で地域を成長させる大きな基盤となっています。