Name: ブラジル パッセイオ農園 ブルボン ナチュラル
SKU: 1052000
Price: 8684 JPY
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ブラジル　パッセイオ農園　ブルボン　ナチュラル

Brazil Fazenda Passeio Bourbon Natural

カッピングプロファイル: レッドカラント、トロピカルフルーツ、レモン、シロップ、ブライトアシディティ、ラウンドマウスフィール、ハーモニー

このコーヒーのランク: トップスペシャルティ

コーヒーピラミッドについて

国: ブラジル

標高: 1200m

エリア: ミナス・ジェライス州モンテ・ベロ(スル・デ・ミナス)

品種: ブルボン

農園名: パッセイオ農園

生産処理: ナチュラル

包装/重量: 30KGグレインプロ

生産者: アドルフォ・エンリケ・フェレイラ

備考欄: ー

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このコーヒーのランク: トップスペシャルティ

コーヒーピラミッドについて

国: ブラジル

標高: 1200m

エリア: ミナス・ジェライス州モンテ・ベロ(スル・デ・ミナス)

品種: ブルボン

農園名: パッセイオ農園

生産処理: ナチュラル

包装/重量: 30KGグレインプロ

生産者: アドルフォ・エンリケ・フェレイラ

備考欄: ー

パッセイオ農園の新しい取り組み

スペシャルティコーヒーの先駆者

最高標高1250mという、まるで中米の様な立地のパッセイオ農園。農園は100年の歴史を持ち、3世代にわたってコーヒーの生産を行っています。パッセイオ農園は、1997年国連のグルメコーヒープロジェクトに選出された10農園の1つで、COEの前身となった当時のコンペティションで1位を獲得したスペシャルティコーヒーの先駆的な農園です。このグルメコーヒープロジェクトは、のちのブラジル全土・世界のコーヒーの歴史を変えたと言い、アドルフォさん自身もスペシャルティコーヒーへ100％考えが変わったとターニングポイントでした。
　その後も絶えずカップクオリティの向上に邁進し、ブラジルでは稀有なハンドピックでの収穫。試験区画での品種の検証なども行っており、各区画の日照条件や土壌に対して適正な品種を検証しながら毎年のようにリノベーションを行い、品質の向上と安定した収穫量に努めてきました。

特別なロットの生産

近年は、カップクオリティをより向上させるために、優良な区画に関しては本収穫の2週間前に試験収穫を行い、カッピングを行った後に適切な収穫のタイミングや生産処理を決めて本収穫に移しています。今までは実ったチェリーの糖度だけを測定し収穫の判断をしていましたが、現在の方法によってマイクロロット・ナノロットと呼ばれる特別なロットを作るために適切な収穫期の設定と生産処理を施すことができ、品質の更なる向上につなげています。
今回のナノロットにおけるナチュラルプロセスは、収穫期の中で最も良い時期に収穫したチェリーで作られた非常に小さなナノロットになります。このブルボン種の区画はパッセイオ農園の中でも高地の1150mに位置する区画で生産されています。収穫したチェリーは、ウォッシャーで洗浄と比重選別を経てコンクリートパティオに持ち込まれます。コンクリートパティでは2日間かけて初期乾燥を行い、その後アフリカンベッドに移動し均一に乾燥が進行するように薄く広げます。アフリカンベッドでの乾燥は15日間かけてゆっくりと行われ、その間も攪拌と選別を繰り返しながら、乾燥終盤まで仕上げられます。その後、再びコンクリートパティオで乾燥(最終的な水分値の調整)という3段階の乾燥工程を踏んでいます。最後に木製の保管庫にてレスティングを行い全体の水分値を均一にし、ロットが仕上げられています。この方法は、スペシャルティコーヒーの生産を開始して20年の経験の中で作った乾燥レシピで、熟度を活かし華やかで風味豊かなコーヒーに仕上がると言います。

品質と社会性への取り組み

また、従業員の雇用改善や教育といった社会性にも重点を置いて取り組んでいます。現在はアドルフォさんの奥様が主体となって、女性の働く機会とモチベーションを高めるための取り組みを始めました。現在、パッセイオで働くスタッフの約半分である52人が女性であり、中には3世代に亘って農園で生まれ働いてくれている家族もいます。
彼女たちの繊細さやケアは品質に大きく貢献してくれており、その収益を彼女たちに還元できるように、新設のアフリカンベッドでのピッキング作業など力仕事ではない分野で品質を高めるために重要な業務を女性の働きやすい形に再整備し、活躍の幅を増やしています。こうした取り組みの中で、選別の行き届いたクリーンで熟度の際立つ特別なロットが作られています。

ワタルカップテイスター
コメント WATARU CUP TAISTER COMMEBT

2024年カッピングコメントこれまでにないキャラクター: ストーンフルーツやトロピカルフルーツのような特徴的なフレーバー、力強くエキゾチックな印象もあり、これまでのパッセイオには無い新しいキャラクターに驚きました。ビターチョコレートのような甘さとビター感の伴うアフターテイストもとても心地よく感じ、風味の奥行きやアクセントになっているように思います。生豆の硬さからか、焙煎後のエージングには例年のパッセイオに比べても時間が掛かる印象を持ちましたが、明るくジューシーなカップを楽しんで頂けましたら幸いです。

2023年カッピングコメントスムースで心地よい飲み口: 強い個性のあるナチュラルコーヒーではありませんが、奇をてらわずちょうど良い中庸さでどなたにも安心して飲んで頂ける懐の深さがを感じます。また、滑らかでスムースな舌触りが心地よく、冷めるにつれクリーンさ、フレッシュさも感じられました。今年は生産量が落ち込んだ年だったそうですが、その分パティオやアフリカンベッドでの乾燥工程に余裕を持って臨むことが出来たそうで、攪拌やスロードライなど手間を掛ける事ができたそうです。定番ではパルプドナチュラルを用意しておりますが、彼らのナチュラルコーヒーを是非お楽しみください。

レッドカラント、レッドアップル、オレンジ、ローストアーモンド、ココア、スムースマウスフィール、バランスド

2021年カッピングコメント甘さとボリューム感のあるコーヒー: 甘さと量感のあるマウスフィールが主役のコーヒーだと、カップ前半の印象として感じました。フレーバーも栗やベイクドアップル、レーズンなど熟れた甘さの伴った印象があり、チョコレートのような甘いテイストも感じられました。この甘さが余韻まで持続し、カップバランスが優れているように思います。また、冷めてくると明るくジューシーな酸の印象が高まり、キャラクターが変わるような面白みも感じました。
パッセイオでは、エリアごとにその土壌にあった品種はどれか、常にリノベーションを行いながら、各エリアに相性の良い品種を生産しています。このブルボンも1150mという高地に期待を込めて植えた品種で、酸の印象や甘く熟した風味に優れた良質なコーヒーに仕上がっているように思います。

通常のパッセイオ・パルプドナチュラルをお使いの方には、必ず好きになって頂ける彼らのナノロットに仕上がっています。ぜひお楽しみください。

ベイクドアップル、レーズン、くり、チョコレート、ブライト、ラウンドマウスフィール、ロングスウィート