Name: コスタリカ ラ・ファミリア ロス・シプレス FW
SKU: 1052271
Price: 11070 JPY
Availability: InStock

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コスタリカ　ラ・ファミリア　ロス・シプレス　FW

Costa Rica La Familia Los Cipres FullyWashed

カッピングプロファイル: グレープフルーツ、洋ナシ、アプリコット、グリーンアップル、ナツメグ、ハニー、シルキーマウスフィール、バランスド

このコーヒーのランク: トップスペシャルティ

コーヒーピラミッドについて

国: コスタリカ

標高: 1900m

エリア: タラス、レオン・コルテス、サンイシドロ

品種: カトゥアイ

農園名: ラ・ファミリア・ミル/ロス・シプレス農園

生産処理: フリーウォッシュド

包装/重量: 23KGバキューム

生産者: ヴィクトル・ウレーナ(父)フェルナンダ(娘)マルロン(息子)

備考欄: ー

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このコーヒーのランク: トップスペシャルティ

コーヒーピラミッドについて

国: コスタリカ

標高: 1900m

エリア: タラス、レオン・コルテス、サンイシドロ

品種: カトゥアイ

農園名: ラ・ファミリア・ミル/ロス・シプレス農園

生産処理: フリーウォッシュド

包装/重量: 23KGバキューム

生産者: ヴィクトル・ウレーナ(父)フェルナンダ(娘)マルロン(息子)

備考欄: ー

子供たちの将来を見据え

レオン・コルテス

スペシャルティコーヒーの生産国として、世界的に高い評価を集めるコスタリカ。長年、スペシャルティコーヒーのマーケットを牽引し、毎年、多様性豊かなコーヒーを生産しています。セントラルバレーやウエストバレーに並ぶ同国のメインの生産地でもあるタラス。このタラスエリアは、大きく東部のドタ、中央のタラス、西部のレオンコルテスの3つのエリアに分かれます。中でもドタは、2000年代のマイクロミル革命にいち早く取り組み、明るくフルーティな風味でタラス全体のスペシャルティコーヒーを牽引してきたエリアでもあります。
レオンコルテスは、こうしたドタの動きを追随するような形で、発展してきたエリアで、タラスに比べて乾燥した傾向があり、高標高のエリアに家族規模の小さなコーヒー生産者が点在する地域でもあります。風味も爽やかな果実もと共に、甘くマイルドな風味があり、同じタラスでも大きく異なる風味バランスが特徴的です。

マイクロミルの設立

そんなレオンコルテスの地で2020年に新たに立ち上がったマイクロミルが、ドン・リト、ラ・ファミリアの１つのマイクロミルです。父の代に牧草地だったこの土地では、当時牛の窃盗被害が大きな問題でした。父の営む牧場でも被害を受け、コーヒーの生産にシフトしたと言います。そして、息子のヴィクトル、ベルマン兄弟がコーヒー農園を継ぎ、これまでタラスの農協にチェリーを卸しながら、コーヒー農園を営んできました。
　兄弟でコーヒー農園を切り盛りする中で、近年のコーヒー相場の低迷や生産コストの上昇など、農協に頼る形でのコーヒー生産は資金繰りも厳しく、互いの家族、特にヴィクトルさんは、息子のマルロン、娘のフェルナンダを。ベルマンさんは息子のアルマンドの将来を考え、互いにマイクロミルを構え、家族や子供たちの将来を豊かにしていきたいと、それぞれの家族のマイクロミルを構えることにしたそうです。

フリーウォッシュドコーヒー

ミル設立に併せて、互いに1900mに位置する農地を分け合いビクトールさんのミルはLa Familia(家族)と、ベルマンさんのミルはDon Lito(父の愛称)を取り、2020/21年クロップからマイクロミルとして、自分たちのコーヒーを生産するに至りました。　生産処理は、マイクロミルでは今や珍しくなったフリーウォッシュドコーヒー。ミューシレージリムーバーなどの設備投資がしきれておらず、伝統的なウォッシュドコーヒーの生産を行っています。一方で、技術的指導を受けながら、収穫後はチェリーの状態で彼らがレポサドと呼ぶ12-16時間のファーメンテーションを行い、翌朝に果肉除去を行っています。こうすることで、より円やかな質感と甘さの伴った風味を齎すと言います。その後、24時間発酵槽でミューシレージを分解し、水洗を経てアフリカンベッドでの乾燥工程へ移ります。こうして出来上がったコーヒーは、甘くキャラメルのようなアロマを有し、レオンコルテスの高地が生み出す爽やかな風味に複雑さと奥行きを齎します。現在は、ミルの生産能力の点から農園で収穫したチェリーすべてを自分たちで処理するには至らず、農協への納入と並行していますが、マイクロミルによって自立を目標に、家族一丸となって前向きにコーヒー生産に臨んでいます。

ワタルカップテイスター
コメント WATARU CUP TAISTER COMMEBT

2024年カッピングコメント明るく奥行き感のあるカップ: グレープフルーツや洋ナシ、アプリコットなどフルーティなフレーバーを感じながら、ナツメグのような甘くエキゾチックなアロマを少し感じました。甘さの伴ったアシディティの質感がとても良く、クリーンさも十分に感じます。独自の風味・キャラクターがありながらも、フレーバーの重なり・奥行きも感じられ、バランスの良い銘柄に感じました。シンプルなプロセスゆえに、コスタリカの風味の多様性を楽しんで頂ければと思います。

2023年コメント濃厚でとろっとした質感: 黒糖やハチミツのような甘さが主体のとろっとした甘さ、質感を持ったキャラクターを感じさせます。フレーバー自体は、レモンやライチなどシトラスフルなフレーバーも感じますが、濃厚な甘さやマウスフィールの印象もあって、全体的にはとてもまろやかなコーヒーに感じます。兄弟の営むドン・リト農園とも似ている甘さや質感を持ったキャラクターですが、軽快なアロマフレーバーを持つファミリア、華やかさのあるドン・リトと傾向の違いも感じました。それぞれレオンコルテスならではの風味をお楽しみください。

フローラル、レモン、ライチ、黒糖、ブライトアシディティ、クリーミーマウスフィール、ロングスウィート、ウェルバランス

2022年カッピングコメントフレッシュで明るい風味: フレッシュで明るくキレの良いアシディティとオレンジやネクタリンなどを思わせる明るいフレーバーが特徴的です。そうしたキレの良さがある一方で決して酸が主張しすぎず、甘さの印象で終わるアフターテイストが心地よいです。冷めるにつれてティーライクなアロマも感じられ、シトラス系のキャラクターながらも単調にならない、奥行きやバランスの良さを持ったコーヒーかと思います。買付2年目を迎え、個性が出てきたラ・ファミリアを今期も楽しんでください。
フローラル、オレンジ、ネクタリン、ティーライク、シュガーケイン、ブライトレモン、シロッピーマウスフィール、フレッシュ、スウィートラスティング