ラパスのコーヒー生産を辿る
農園の位置するラパス県は古くからコーヒー生産がおこなわれているホンジュラス国内でも主要なコーヒー生産地とされています。しかしながら、このラパス県のコーヒーは、産地としてよりネームバリューを持っているマルカラ・ブランドのコーヒーとして集められており、ラパスの生産者は片道2時間かけてマルカラへチェリーで運んでいたと言います。
現在では、スペシャルティコーヒーとしてマーケットの多様性が開かれたことで、ラパスの土壌や気候条件、そこから生産されるコーヒーに改めて注目が集まるようになりました。
テパングアレ農園もこうしたラパスの生産者一族の一人で、農園は2019年に開港した新国際空港を見下ろす山の頂上に位置します。太平洋からの乾いた風と大西洋からの湿潤な風がこの山でぶつかり、独自のマイクロクライメット(局地的気候)をもたらします。