近年の新しいコーヒー生産地域
ラス・ウバス農園の位置するチャギーテ地区は、ラパス県北端、サンチアゴプリングラを北上した秘境地で、コマヤグア県との県境にそびえる2200mを超えるモンテシージョ山脈の尾根にある集落です。元々は豆やトウモロコシの生産、そして牧草地などでした。2015ごろから地域産業の活性化を目的にこの地で本格的にスペシャルティコーヒーを生産するプロジェクトが始まり、今に繋がっています。
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Honduras Las Uvas IH90
ラス・ウバス農園の位置するチャギーテ地区は、ラパス県北端、サンチアゴプリングラを北上した秘境地で、コマヤグア県との県境にそびえる2200mを超えるモンテシージョ山脈の尾根にある集落です。元々は豆やトウモロコシの生産、そして牧草地などでした。2015ごろから地域産業の活性化を目的にこの地で本格的にスペシャルティコーヒーを生産するプロジェクトが始まり、今に繋がっています。
夜間は12℃まで冷え込み、標高の高い1800-2000m付近でコーヒーが生産されています。気候はやや乾燥しており、過酷な環境、そして新しい土地(土が固く農業向きになりきっていない)という事もあり、環境に耐えられるように耐性の強いIH90などをまずは植えています。こうした開拓の取り組みには、プロジェクトを推進させる国の機関であるIHCAFEなどの農業指導や技術的アドバイスがいかんなく発揮されており、スペシャルティコーヒーの生産を行う事で地域を成長させる大きな基盤となっています。
ラス・ウバス農園を営むマリーナ・ラミレスさんもそうした小規模生産者の1人で、2003年ごろからコーヒー生産を開始した生産者です。スペシャルティコーヒー生産のプログラムによって、チェギーテの地域全体が1つにまとまり、各々の家庭が団結しながら、マイクロロットの生産を目標としてきました。品質や生産技術に留まらず、世界のバイヤーに繋げてくれたロニー・ガメス氏には、感謝の気持ちでいっぱいと語ります。 栽培において、農地は有機肥料のみを使用し、土壌の改善と育成を心掛け、適切に剪定や農園内の清掃に当たっています。木の状態をいつでも良好な状態に整える事で、チェリーも理想的な状態で成熟し、風味向上に寄与しています。
現在は収穫時のチェリーの熟度、そしてフローターの除去や傷んだチェリーの除去を徹底し、高い熟度と均一性を心掛けています。選別に手間を掛ける事で、収穫日は夜遅くまでの作業になりますが、ダメージを受けないようにその日のうちに必ず果肉除去を行い、発酵槽に漬けるようにしています。30時間の発酵工程の後に水洗し、25日間のスロードライングで仕上げます。収穫に際しては、品質向上のための時間は惜しまず、また工程全体のスケジュール管理に細心の注意を払います。早朝から深夜に及ぶ作業が続きますが、品質は決して嘘を付かないと信じています。今後もスペシャルティコーヒーの市場で販売が続くように、改善を続けていきたいと語ります。
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