カルメン・ルシア・チャベス
ミナスジェライス州の南、トレスポンタスで100年以上の歴史を持つカッシャンブー農園。現在は3代目のカルメン・ルシア・チャベスさんが中心となり、すでに5代目が将来、この家業を継ぐ準備を始めています。カッシャンブー農園は211ヘクタールあり、そのうち120ヘクタールがコーヒー栽培、60ヘクタール以上が法的資源と永久保存地域、13ヘクタールが牧草地、10ヘクタール近くがコーヒー加工機械用の土地となっています。この農園では、品質、栽培、生産プロセスの最適化を図るため、常に改修が行われており、持続可能なコーヒー生産を探求しています。
カルメンさんは雇用や地域、環境への社会的な取り組みを実践すると共に、BSCAの会長やIWCAのブラジル支部の設立などブラジルのコーヒー産業の発展へ寄与してきました。2021年にはブラジル・フォーブス誌の農業関連における強力な女性100人(100 Mulheres Poderosas do Agro)の1人に挙げられ、現在もSDGsの推進や女性生産者の活動支援など多岐に亘って活躍をしています。