ドタの自然環境とファラミの歴史
ハニープロセスの先駆けとして知られるコスタリカでは、その甘さへの追求が日々行われています。土壌のミネラルバランスや木の健康状態・乾燥方法など複合要素が重なり、甘さや酸の個性は変化します。ファラミ農園の位置するドタ地域は、カリブ海側からの湿った風がムエルテ山脈にぶつかり、乾いた冷たい風となって吹き降ろしてきます。この風が昼夜の気温差にメリハリをつけ、密度が高く実の締まりが良いコーヒーを育てます。 農園を受け継いで約40年。当時はスペシャルティの発想もなく、安値で地元農協にコーヒーを収めておりましたが、家畜の肥料代も賄えないほど厳しい状況を脱する為に、2009年にマイクロミルを立ち上げました。