早すぎたマイクロミル
ロマ・ラ・グロリア農園は、現在の農園主であるアニー・ルス女史の父であるロベルト氏が1990年代後半にスタートした農園です。彼の祖父が昔営んでいた農園の名前からLoma La Gloria(Hill of the glory):栄光の丘と名付けられました。
開業後、もともと土木技師だったロベルト氏は、2001年に自身のコーヒーを生産処理するミルの建設を始めます。しかし、中米においてマイクロミルという概念が広まる以前、こうした小さなミルによる流通の確保は難しく、やむなく地元の大きなミルへコーヒーを納入し、マイクロミルは動く事がありませんでした。