マンチケイラ・デ・ミナス
セーハ・ダス・トレス・バハス農園の位置するマンチケイラ・デ・ミナスは、質の高いミネラルウォーターの貯水池として国際的に認知されるほど自然と水資源に恵まれた土地です。広義にカルモ・デ・ミナス コーヒーとされてきましたが、今ではマンチケイラ・デ・ミナス産のコーヒーとして、BSCA(ブラジル スペシャルティコーヒー協会)による産地区分においても、単独の生産エリアとして指定されています。
山岳地帯であるがゆえに、ブラジルの主要生産地域のような大型の機械が導入できず、生産コストを下げる事ができないハンデキャップを常に抱えてきたマンチケイラ・デ・ミナスでは、地域を挙げて徹底した高品質化を図り、国内でもいち早く高品質で付加価値の高いスペシャルティコーヒーの生産を志したと言います。現在、スペシャルティコーヒーの生産においてベースとなるグリーンセパレーターを用いた生産処理での選別や、サスペンデッド・パティオでの乾燥への取り組みも早期から始めており、今では蓄積したノウハウでブラジルのスペシャルティコーヒーを牽引する名産地として知られています。こうした地域を挙げて高品質なコーヒー生産への取り組みを可能にした一因として、所属している生産者組合Cocariveの存在があります。