アルブレス・ファミリー
ラ・メルセ農園は、チマルテナンゴの小さな町サン・マルティン・ヒロテペケに位置する伝統的なコーヒー農園です。1832年にフランシスコ・アルバレスが購入して以来、農園は様々な歴史の中でアルブレス・ファミリーによって連綿と受け継がれてきました。農園創業当時、この地のシンボルでもあった修道院の名前からラ・メルセと名付けられ、娘のマリア・アルブレズ・デ・オルテガに引き継がれながら、この地の肥沃な土壌でトウモロコシや黒豆を生産していました。
1912年。マリアから農場を受け継いだ息子カルロスの手でコーヒー栽培が開始されました。両親からその先見の明を高く評価されていたカルロス。わずか16歳で農場経営をはじめますが、彼は後にサン・マルティン・ヒロテペケの町長も務め、地域の電力供給の実現や学校の建設、地域企業の発展の礎を築いた人物になり、ドン・カルロスと称えられています。