国内初のコーヒー農園
フィンカ・フィラデルフィアは、150年以上に亘る歴史を持つアンティグアの伝統的なコーヒー農園です。1860年に創業したフィラデルフィア農園では、開園当時は繊維産業や食品産業向けにコチニール染料を生産していました。コチニールは植民地時代、入手可能な最良の染料として広く使用されていたそうです。1870年、農園を開拓したドン・マヌエル・マテウ・シニバルディは、当時グアテマラの主要農産物であったコチニール栽培をコーヒーに置き換えるという、当時として先駆的で画期的な農業の転換を行い、国内初のコーヒー生産農園の1つとして、グアテマラにおけるコーヒー栽培文化誕生に関わってきました。