グアテマラ東部のコーヒー産地
ラ・フロリダ農園はグアテマラ東部、エル・プログレッソ県のシエラ・ラス・ミナス山脈に位置し、現在は4代目のテオドロ・エンゲルハルト氏が運営しています。
シエラ・ラス・ミナスは、グアテマラのコーヒー生産地域として、名の知れたブランド地域ではありませんが、年間降雨量の多い森林に囲まれた亜熱帯気候によって、他のグアテマラの生産地とも異なる独自の風味を持ったコーヒーが生産されています。特徴的な気候ゆえに、収穫もグアテマラ国内では非常に遅い5月まで続くこともあり、また複数回の開花や、室内乾燥場など主要産地とは大きく異なる点があります。だからこそ、コーヒーの栽培や収穫、そして生産処理や乾燥など、この地域に根差し最適化された手法が4世代に亘って受け継がれ、フロリダ農園の品質を支えています。
そんなシエラ・ラス・ミナス地域のロットが一躍注目を集めたのは2016年。当時のCup of Excellenceでシエラ・ラス・ミナスのロットが優勝したことが大きなインパクトを齎しました。また、フロリダ農園も2014年と2017年にCup of Excellenceを受賞し高い評価を得ており、この地域を代表する農園として知られています。