ティエラ・アマリージャ農園
ティエラ・アマリージャ農園は、メキシコのコーヒー名産地として知られるオアハカ州のサンタ・マリア・ユクヒティに位置します。オアハカ市街からは山を迂回しながら5-6時間ほどの距離にある標高1700mの山間地になります。ティエラ・アマリージャ農園のあるミテク地域はメキシコの先住民族であるヌウ・サヴィ族が暮らしています。エラディオ・ガルシアさんとフロール・エヴォ・ペレスさんはこのコミュニティに暮らすコーヒー生産者の代表で、4世代目のコーヒー生産者です。
彼らはコニュニティを基盤としたコーヒー生産を通じて、地元の生産者たち、男女関係なく手を取り合って協力し、知識を共有しながら生産方法の改善や品質の向上、地域のコーヒー産業の持続可能性を模索しています。
メソアメリカ文明の遺構地でもあり、在来樹木に覆われた豊かな自然環境は、コーヒー栽培において理想的なマイクロクライメットを生み出しています。
ティエラ・アマリージャ農園は現在、生態系や文化・環境を活かしたアグロエコロジーへと移行を進めており、Cup of Excellenceに出品したロットはこの新区画で栽培されたコーヒーです。微生物や菌類を活かした生態学に根差した土壌と植物の育成を行っており、環境を尊重しながらコーヒーを育て、また栽培手法を見直しながら持続可能で最適な農法を探求しています。