香りの庭園
ハルディン・デ・アロマスは、セントラルバレーに属するアラフェラ州カリサルの山間に位置するマイクロミルです。ポアス火山とバルバ火山の麓に位置するこの地域は、肥沃な土壌に恵まれ、代々コーヒー生産が行われてきました。元々1960年ごろにスイス人によってコーヒーが植えられた土地で、1991年にスビンデル・ファミリーがオーナーとなり、現在は3代目のカロル・スビンデルさんが農園管理を行っています。以来、毎年少しずつコーヒーの植え替えや選定を続け、維持向上に努めてきました。そして、マイクロミルをスタートしたのは2011年。20年かけて行ってきた農園のリノベーションにも目途がつき、また生産量も安定した頃合いでした。
農園に名付けた”Jardin de Aromas:香りの庭園”の名前の通り、1本1本の木の状態に目を配り、目を見張るほど清潔に整った農園管理が行われており、いつ訪問してもカロルさんの多くの愛情が注がれている事が伺えます。また、敷地内にはコーヒー以外にも熱帯の果樹や花々が植えられ、まさに花の香り漂う庭園になっています。