ルワンダCOE カッピング ドライ

昨日15日は、東京本社でルワンダのオープンカッピングが開催されました。ブルンジのサンプルが遅延したため、急きょ1週早めての開催となりました。

本年のルワンダCOEでは、ルワンダ南部が9つ、西部が15、北部は2つの計26のWashing Stationが選ばれました。上位品種は、繊細でクリーンな酸が顕著にみられ、90点を超えるTop Of Topのコーヒーでした。全体的にもスィートでオレンジやチェリーのようなアシディティ、フローラルなフレーバーが見受けられ、ルワンダのレベルの高さに舌を巻きました。

ルワンダCOE カッピング crustそんなルワンダは、2008年にアフリカ大陸で初めて、「カップ・オブ・エクセレンス 」の開催国となりました。今では、ルワンダは国際的にも高品質なコーヒー産出国の一つに数えられています。

ルワンダ国内でも、COE開催前の2006年から始めた「ルワンダ・カッピング・コンテスト」が世界中のコーヒー関係者に評価を受け、アフリカでのスペシャルティーコーヒーの産地としての地位築いていきました。

 

ルワンダCOE カッピング ルワンダでは、コーヒーが輸出売り上げの第一位を占める重要な農作物であり、約500,000 の小規模農家がコーヒー生産に携わり、生計を成り立たせる大きな現金収入源です。現在でも、大規模なコーヒー農場はなく、100%小規模農家で栽培されています。最も小規模なもので家庭栽培に近しい生産形態もあるほどです。

これはルワンダの植民地時代の歴史が深く関わっており、国の外貨獲得の政策として、各農家に70本のコーヒーの木の栽培を義務づけたことがはじまりです。

ルワンダCOE2012 スコア近年では、1農家あたりの平均で約200本のコーヒーの木を育てていると言われています。当然、1農家当たりの年間生産量は、生豆で正袋にして2袋程度です。ですから、ルワンダでは、小規模農家がWashing Station(生産処理場)も持ち寄ってブランドとして出荷されています。

手塩にかけて育て、手で収穫、完全洗浄、天日乾燥、それから一粒一粒を手で選別…
それらの丁寧な作業が、大粒で美しいターコイズブルーに色付くルワンダの生豆を生み出しています。

今年は10月24日深夜にルワンダCOEオークションがあります。
皆様、楽しみにお待ちください。