Buenos dias,como amanecieron?(おはようございます、お目覚め如何ですか?)

 

先週5-10日にかけて、Costa Rica COEが開催されていました。

私もInternational Juryとして参加させて頂き、各国カッパー(バイヤー)との交流や各々が持つ視点を感じる事が出来ました。

2nd ラウンド、テーブル準備中

 

さて、審査会内容です。

前回報告の1stラウンド前半に引き続き、水曜は1stラウンド後半の審査。

この1stラウンドで5ロットが脱落、うち2ロットは残念ながら発酵が出てしまいました。どちらも熟度をぎりぎりまで高めたハニー精製だと思われますが、エキゾチックなトロピカルフルーツが幾重にも感じられていた為本当にもったいない!

結果的には落選しましたが、生産者の気持ちが乗っていた素晴らしいコーヒーです。

その他3ロットもグリーンアップルなど爽やかでアフターも心地よく感じられたので、今回の焙煎にたまたま合わなかったのだろうと思います。公平さを保つ難しさを感じました。こちらに住んで生産者の皆さんと近い立場にいるだけに尚更です…

セッション後の集計及びコメント *この表はオブザーバー票も入っている為、実際の結果とは異なります

 

木曜の2ndラウンドに進んだのは26ロット。

これらを3テーブルに分け、再度カッピング。ここで下された判定が最終的な入賞者と11位以降の順位になります。

スプーンにのる液体を見つめ、各生産者の汗をどれだけ感じ最大限に評価できるか、各テーブルにも緊張感が漂います。

結果、1ロットが発酵で、3ロットが85点以下になり合計4ロットがここで姿を消しました。

ここで発酵が出たロットも熟度が高く、濃厚なマウスフィールとハニー/パパイヤ/スイカなどを想わせるユニークなカップだっただけに残念です。テーブルで差はありましたが、個人的には高得点です。

各国のinternational jury

 

さあ最終日、いよいよトップ10のカッピングです。

ここでついたスコアが最終的な上位10ロットの順位・点数になります。

総じてクリーンカップ且つシルキーなマウスフィール、マンダリンオレンジのようなアシディティもあればハニーのような濃厚なスウィートネス・フレーバーもみられ、本当に個性的なカップが揃いました。

後は夕方にCICAFEで行われる結果発表を待つのみです。

 

 

続く