みなさん、こんにちは。
中米駐在員の酒井です。

年末のご商売で、皆様もお忙しいかと思いますが、
こちら、中米各国のコーヒー生産者たちも収穫期を迎えて忙しい日々を迎えています。

私が住むコスタリカでは、キリスト教の慣習でクリスマスの前後がバケーションタイム。
会社によっては12月半ばから1月頭まで2週間近くも休むところもあります。
ちょうど、雨季が明け、乾季が始まりますので、
海に行ったり旅行するにも最適な季節です。
(雨季は曇りがちで、ほぼ毎日雨が降りますので)

しかし、コーヒー業界にとっては、乾季の始まりは、収穫期の始まりです。
標高の低いエリアから順に、収穫期を迎えていきます。
彼らの年末年始の休みは、12月25日と1月1日だけ。まさに繁忙期です。

さて、「コーヒーの収穫」と言えば、
『一粒一粒、完熟した実だけを選んで…』という常套文句のアレです。

実は、私、今まで収穫作業をやったことがなく、
コスタリカに来たら、絶対やってみたいことの一つが、このコーヒーの収穫作業でした。
じつは、この収穫作業、この国ではほとんどが外国人労働者頼みになっています。
コスタリカ人は、「もうそんなしんどい仕事はしたがらない」というのが現状です。
ネットで調べましたら、隣国パナマとニカラグアから毎年3万人の収穫労働者が
やってきているそうです。

(以前は、コーヒーの収穫は、「家族の夏の過ごし方」の一つだったという話も聞きました。
ちょうど、11月に学校が夏休みに入り、家族揃って、農園に行き、
大人はコーヒーを摘み、子供は農園で遊ぶ、と。牧歌的な光景が目に浮かびますねえ…)

「収穫は本当に大変」という話と、各種プロモーションの写真でみるような楽しげなイメージ、
実際のところ、どんなものか、この身で体験してきましたので、レポートしたいと思います。
(つづきはこちら)