つづきまして、アンティグアの名門、レタナ農園のレポートです。

アンティグアは、元々スペイン植民地時代にグアテマラ総督府がおかれ、今の中米諸国全体を治めていました。
1979年に世界遺産に登録され、グアテマラを代表する観光都市として、景観規制が厳しく守られています。
スペイン調の街並みが美しいです。
(専ら中南米ばっかり回り、ヨーロッパには縁のない私には、街中を通るだけで欧州旅行気分を味わえます)

市街地でも標高1500m。町の周辺、時には町の中にもコーヒー農園があります。
レタナ農園も市街地のすぐ隣にあります。

コーヒー産地としてのアンティグアの特徴は
アグア火山(3760m)、フエゴ火山(3763m)、アカテナンゴ火山(3976m)の3つに囲まれていることで、
火山灰性土壌、夜には山から冷気が下りてきて、昼夜の気温差を生み出し、この土地のテロアールを作り出しています。
(フエゴ火山は活火山で、つい先日も大噴火をおこしていました。
幸い、コーヒーにも市民生活にも大きな問題はなかったそうです。)


(写真は、左が噴火中のフエゴ火山、右がアカテナンゴ火山、グアテマラシティより撮影)



元々修道院の農園だっとという由緒正しい農園だけに、一角には美しい中庭も。門もどっしりしていますね。



ちょうど訪問した日(2月上旬)はブルボンの収穫日でした。


そして、収穫したチェリーは、まず人の目で選別され、本当に熟したものだけが選り分けられています。
大変な仕事です。


最後は発酵槽。きちんと自然発酵のフリーウォッシュドコーヒーが作られています。


そして、富士山のように美しい「アグア火山」を背景に、パティオの写真。

アンティグア レタナ農園レッドブルボンの商品ページはこちらから。
酒井