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ドミニカレポート

こんにちは。
先日、ニュークロップが発売になりましたドミニカ・プリンセサのワイニーナチュラル(商品ページはこちらのリンクから)に合わせまして、
7月に行ってきましたドミニカ共和国の訪問レポートを報告いたします。

<<ドミニカ共和国ってこんなところ>>

ロースターさんなら良くご存知の通り、ドミニカはカリブ海に浮かぶ島の国です。
周辺にはジャマイカ、キューバ、ハイチといった生産国があり、生産量の少ない「カリブ海系」コーヒーのオリジンの一つです。

コーヒー以外で言うと、シガー(たばこ)、ラム酒(サトウキビ)、カカオといった嗜好品の産地でもあります。

日本人が知ってるドミニカといえばやっぱり「野球」ですね。ドミニカのいたるところに野球場があり、国内のプロ野球も6チームあります。
アメリカ大リーグでいうと、通算609本塁打のサミー・ソーサは、ドミニカの英雄です。そして、今では大リーガーのおよそ10%がドミニカ出身、日本のプロ野球でも16人のドミニカ人選手が在籍しています。(2015年:Wikipediaより)野球で故郷に錦を飾る。まさに、アメリカンドリームですね!


そして、感動的だったカリブ海のリゾート。
中南米諸国の首都はほとんどが山の中にありますが、ドミニカの首都・空港はカリブ海のすぐそばにあって、
いつも山とコーヒーの木しか見てない酒井には、ちょっと海辺のレストランに行くだけで、もう楽園気分です。
(熱帯の国と言っても、どこも海が綺麗なわけじゃなくて、こんなに綺麗な海は中南米で初めて見ました)

 

<<アルフレッド・ディアス氏>>
さてさて、本題のコーヒーのお話です。
弊社で、プリンセサのコーヒーを取扱いはじめたのが2008年。
ドミニカのスペシャルティコーヒーとしては初めて取扱い始めたのがこのプリンセサです。
(農園名は、特にないそうですが、自分の名前をとってアルフレッド・ディアス農園と呼んでいます。
プリンセサはこの農園でとれたコーヒーのブランド名です)


こちらが生産者のアルフレッド・ディアス氏。
写真からはなかなか伝わりにくいかもしれませんが、バイタリティにあふれ、よくしゃべり、よく動く人。御年56歳(2015年現在)。なにより自分の作るコーヒーを心から愛して自信を持っています。
その生い立ちも波瀾万丈で、42人兄弟(!)で父が早く亡くなったため、家族を助けるために19歳の時、ニューヨークへ働きに出かけました。レストラン、倉庫会社で働いたのち、20代前半のとき、自分で倉庫を買い独立。さらに、ニューヨーク市内にスーパーマーケットを開業。1991年、スーパーを義父母に売り、ドミニカに戻り、コーヒー栽培を始め、今に至ります。
日本大好きで、車は絶対日本車がこだわりというアルフレッド氏。愛車はTOYOTAのHILUX。
また、農園で働くハイチ人の労働者にも分け隔てなく接して、病気や怪我をすれば町の病院まで連れて行ってあげます。奥さんや子供たち家族もコーヒー栽培を愛しています。
   

<<プリンセサ・ワイニーナチュラル>>
そんなアルフレッド氏の自慢の一品が「プリンセサ・ワイニーナチュラル」です。
ここ何年かのSCAJ展示会などで、提供してきましたので、ご存知の方も多いかと思いますが、
強烈なナチュラルの香りに皆さん思わず笑ってしまうそんなコーヒーです。
しかし、このコーヒーは、毎日農園に通い、現場で働きながら、と同時に他の生産国や消費国の事情も積極的に情報収集してきた彼だからこそ作れたオリジナルなコーヒーです。

というのも、中米各国には、例えばコスタリカにはICAFE、グアテマラにはANACAFEというコーヒー協会があり、生産者の指導やCOEなどの品評会の開催など、その国のコーヒー産業を振興する組織がありますが、ドミニカには残念ながらそういう組織がなく、技術や情報がなかなか広がりません。さらに、シバオ、ハラバコアという小規模な生産地ですから、そこで情報を集め、新しいコーヒーづくりを実践するというのはなかなかできることではありません。まさにアルフレッド氏の情熱の賜物!
これからも、トップクラスのドミニカコーヒーを日本に届けてくれると確信しています。

ちなみに、シバオというのは、アルフレッド・ディアス農園があるエリアで、ドミニカ中央山脈の北側にあります。
このエリアは、ドミニカで最も肥沃な土壌と言われ、ドミニカを代表する農業地帯で、中央山脈のすそ野、標高800~1500mにポテンシャルの高いコーヒー農園が点在しています。プリンセサコーヒーの秘密の一つはこの肥沃な土壌にあるのかもしれません。ハラバコアはその中にある町の名前です。
ドミニカといえば、従来のコーヒーは「バラオナAA」という名前が一般的かと思いますが、これはシバオとは別のエリア、ドミニカ南西部にあるバラオナでとれるもので、生産量の面では「バラオナ」がメインのコーヒー産地になっています。

ご存知の通り、今年はジャマイカを始め、カリブ海各国でもさび病が広がり、スペシャルティコーヒーの十分な買い付けが難しい状況ですが、今年もプリンセサ・ワイニーは健在ですので、どうぞご安心してお買い求めください。

(プリンセサ・ワイニーの商品ページはこちらのリンクから)